カイロプラクティック
カイロプラクティックは、今から約100年前にアメリカのD・Dパーマーによって創始された療法です。
ギリシャ語でカイロ=手、プラクティック=技、つまり「手技」を意味します。
欧米では広く正規医療の一部として認められています。
西洋で発祥した療法ですから、西洋医学の一種といえますが、人体の自然治癒力を重んじる点、薬や手術を使わない点では、東洋医学と共通点を持ちます。
特徴は、骨格構造の異常を矯正して身体の神経生理機能を回復させ、本来、人間が備えてる自然治癒力を増進させる効果があります。
かつて、カイロプラクティックは、背骨のズレの矯正だけを行っていました。これをオーソドックス・カイロプラクティックと呼び、これに対して近年、欧米で広く行われている近代カイロプラクティック、つまり最新のカイロプラクティックにおいては、背骨のズレにとどまらずその動きやまた背骨を取り巻く筋肉、更に患者様の生活習慣における姿勢や動作の矯正・調整にまで踏み込んでいます。 |
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<カイロプラクティックの代表的な効果>
1.カイロプラクティック施術を行うことにより筋肉や関節の動きが正常化され、それによって血流、神経の流れが整う。
2.関節操作(施術で行う「ポキポキ」行為)を行うことにより、動きの悪くなっていた関節の癒着を解除し、可動域を拡大する。
3.関節操作を行うことにより、関節包上にある痛みを感じる受容体を刺激し、痛みを伝える経路を一時的に遮断する。(ゲートコントロール効果)
4.関節操作を行うことにより、その脊椎部が支配している副交感神経(リラックスさせるための神経)の反射作用で血流の増大や筋肉の弛緩を導く。
当院においてのカイロプラクティックの施術は、ストレッチを主体とした関節操作を行います。
その為、身体にかかる負荷は最小限にとどまり、どなたでも安心して施術を受けることが可能です。
トリガーポイントセラピー
トリガーポイントセラピー(以下、TPTと略)とは、直訳すると「痛みの引き金点治療法」である。
トリガーポイントの特徴の一つは、遠隔部位に[関連痛]を引き起こす。あるTPが関連痛を「飛ばし」、飛ばされた部位に新たな筋スパズムが発生し、これがまた、スパズム→虚血→疼痛→スパズムという悪循環を形成して、その部位に新たなTPを生む。
さらにこのTPがまた別の部位にTPを発生させ...というこの一連の反応が、チェーン・リアクションである。
鍼灸などでいう経絡は、TPのチェーン・リアクションの道筋をたどったものであり、ツボはその道筋上にのっている典型的なTPの発生部位である。
肩こりが原因で起こる頭痛が例として解りやすいでしょう。
肩にあるこりがTP、頭痛が関連痛、頭部周辺が関連領域です。
さらに詳しく説明すると、筋肉は疲労・ストレスにより硬くなります。
触診するとロープ (バンド)状様に感 じられることが多く、さらにその中により硬いポイントがみられることがあります。この硬結がTPです。
硬結の大きさは米粒大から親指の頭ぐらいで、発生する筋肉により様々です。
TPは圧痛や筋力低下をきたすほか、物理的刺激が加わることにより、周囲や深部、遠隔部位に痛みや異常感覚(しびれ、重だるさ) を飛ばす特徴をもちます。
この現象が 「関連痛」 と呼ばれるもので「痛み」の原因としては決して少なくないものです。
TPが発生している筋肉というのは、不随意収縮をおこしている状態と考えられます。
筋肉が収縮した後は、体内に必ず老廃物が発生します。これらは一連の回収システムにより処理されますが、TP発生の筋肉では、この処理システムが有効に機能されていないことが推測されるのです。
つまり、慢性血液循環不良と考えてよいでしょう。
「姿勢」 という静的な活動状況においてもTPが発生、活性化(痛みの強度が増す)する可能性があります。
実際、悪い姿勢をとり続けることによって、TPが活性化している症例はよくみられます。
特に緊張型頭痛などがそうであります。
悪い姿勢が必ずしも「痛みの原因」とはならないにしても、関節や筋、靭帯に、より多くの物理的ストレスをかけることが想像されます。
通常の生活では問題のなかったものが、スポーツや重労働、長時間の酷使等をきっかけに、痛みなどの症状を自覚するに至ったというケースが実際多いようです。
筋肉は必ず関節をまたいでいますので、筋肉が硬く短縮(TPの発生)すると関節の動きは低下します。
関節のクッション機能の重要性を考えると、筋肉のケアの大切さがわかります。
しかし、筋短縮が長く続いた場合は、筋肉のケアのみでは「関節の遊び」を回復できないこともあり、この時に有効なのが、カイロプラクティック矯正テクニックです。
動きの低下した関節に狙いを定めて、「関節の遊び」を回復していきます。
当院では、主にストレッチと虚血圧迫法により、TPTを行っていきます。
虚血圧迫法とはTPを押圧して虚血状態を作り、圧を解放したあとのリバウンドを利用してTPへ効果的に血流を促す療法です。
血流を促してTPをリリースし、筋肉を健康な状態に回復させることにより、関連痛による患部の痛みを取り除いていきます。
そして、ストレッチにより失われかけた関節の遊びを回復させます。 |
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マッケンジーセラピー
マッケンジーセラピーは、ニュージーランドの理学療法士ロビン・マッケンジーによって開発された治療法の体系であり、
脊椎原性の痛みを主訴とする諸症状、およびそれに付随する症状(頭痛など)を治療対象とします。
一般に、人は日常生活で頚椎・腰椎を問わず、脊柱は屈曲位におかれている時間が長く、屈曲動作を強いられ続けています。その結果として起こる椎間板の後方変性が、ギックリ腰をはじめとする腰痛の本態であるというのが、マッケンジー理論。
そして、マッケンジーセラピーは医学的な意味での診断を行わず、代わりに治療方針決定の為の症状の分類を行い、脊椎原性の痛みを主訴とする症状の全ては、3つに分類します。
▼変性症候群
椎間板の物理的な変形を原因として発生する痛み。
▼機能不全症候群
軟部組織(筋肉・靭帯)の順応性短縮によって引き起こされる痛み。要するにからだが硬い。
▼姿勢症候群
悪い姿勢を継続することによって発生する痛み。
そして、問診・姿勢チェック・反復動作テストによって検査を行い、その結果をもとに症候群分類を行います。
反復動作テストは、基本的には屈曲、伸展など、ある特定の動作を10回ほど連続して行うもので、単発の動作テストによっては得ることのできない貴重な情報を、この検査から得ることができます。
これらのチェック・テストから症候群を確定することができたら、各症候群のプログラムを開始していきます。
<各症候群のプログラム>
変性症候群においては、椎間板の変形を修復を目的としての矯正、エクササイズの指導、日常生活でのアドバイス。
機能不全症候群においては、からだが硬いためにおこりうる痛みのため、ストレッチ、エクササイズの指導、日常生活でのアドバイス。
姿勢症候群においては、姿勢矯正、ストレッチ、エクササイズの指導、日常生活でのアドバイスを行います。
当院において、マッケンジーセラピーは痛みに対しての施術方針を位置づけるものであり、主にエクササイズや生活指導に用いています。
その他、カイロプラクティックによる矯正やトリガーポイントセラピーによる筋肉の緩和も、併用することにより大きな効果が期待できると考えております。 |